記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
ネイルサロンを開業したい場合の注意点を教えてください。
● 回答
美容関係で起業したいと考える人は女性が多いですが、その理由は「美容が好きだから」というものが圧倒的に多いです。美容や健康関係で起業したい人は、その専門知識ばかりを学びたがり、スキルを向上させたがる人が多いのですが、競合がひしめく市場ですので、マーケティング(集客)が何より大切になります。
美容の知識だけであればできるものではありませんので、そこは注意してください。許認可や保健所への登録は何をするかによって変わりますので、事前に確認をしましょう。
たとえば、まつげエクステの施術を行なう場合には美容師免許が必要で、アイリストが2名以上在籍する場合は管理美容師免許という資格も必要になります。そして、保健所への美容所登録も必要です。ネイルサロンの場合には、資格も届け出も不要です。(税務署への開業届は必要)資格が必要だと書かれていることもありますが、それは民間資格の話で絶対必要というルールではありません。
ネイルサロンで起業したい場合の注意点
まず、事前に以下のことを考えてみましょう。
- 民間資格の取得をするか否か?
- 経験年数(知識とスキルで相手に信頼感を与えられるか?)
- 市場の把握と分析(需要が見込める候補地)
- 店舗の確保と改装(利便性のよい場所)
- 必要物品の購入(美容室や理髪店となると広い空間と設備)
- 店舗のネーミング(覚えてもらえるような工夫)
- 広報活動(チラシ、地元の市報、ホームページやブログ、SNSなど)
- 衛生管理(清潔感を保つ)
- 名刺の作成
- 損益分岐点の把握
定期的に勉強や研修会に参加する
専門性の高い分野ですので、継続的な「品質の向上」「スキルの向上」が求められます。色々な器具や手技が開発されていきますので、より意識を高く「学ぶ」という姿勢を忘れずに自身の専門性を高めて下さい。
営業戦略が一番大事
「男性・女性」「年齢層」「子育て世代」「裕福層」「仕事帰りの人」など、誰をターゲットにするのか、具体的に決めて、ある程度の地域も限定して営業していきましょう。たとえば、◎◎市郊外の若い世帯が多く住む●●駅に店舗を構えて、子育て中の女性に子供が学校に行っている時間帯に合わせて営業するなど、具体的に絞ってみましょう。
まとめ
ネイルサロンの場合には、自宅を使えば比較的簡単に開業できます。テンポを持つより最初は自宅やシェアサロンを活用してください。後悔しない為にも、設備投資は儲かってから。まずは、計画通り集客できるかを検証することからやってみましょう。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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