記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員のまま起業したいというコンセプトには共感しているのですが、なかなか時間がなく起業準備を始められません。毎日残業が続き、週末出勤も日常的にあり、いわゆるブラック企業のような会社なので、どうにもできない状態が続いてます。
一体どうすればよいでしょうか?
● 回答
起業準備のために、どのように時間を捻出するのかは大きな課題です。起業18の会員さんに話を聞くと、いろいろ工夫を重ねていらっしゃいます。
たとえば・・・
- 早起きをして、会社近くのカフェで作業をする
- 通勤時間に動画を観て学習する
- メルマガはipadでお昼休みに書く
- 歩きながら写メをたくさん撮りためてブログネタにする
- 夜は飲み会には出ない
- 家族と一緒に起業準備をする
起業18会員アンケート「起業準備に充てる時間を確保するための工夫は?」
などがあります。「積極的に時間を作る姿勢」がないと、時間は生み出せませんね。「自分で時間を作る」と決意することが大切です。
会社に「心の中で」さよならを告げることから
残業や休日出勤が日常的になっているということで、本当に大変ですね。いち早く、自分の自由を取り戻すために、立ち上がる時だと思います。まずは、会社に対して「今までありががとうございました。これからも頑張ります。ですが、本来の業務とは関係ないようなことは、やめさせていただきます。」と心の中で伝えてください。
飲み会や付き合い残業など、無駄と思うことは断る勇気を持ちましょう。
会社員のままでもできるビジネスを選ぶ
いわゆる一般的な事業活動は、会社員のまま始めるのも続けるのも困難です。たとえば、昼間の時間に打ち合わせが必要であったり、膨大な作業時間が必要になるような職種であれば、そもそも立ち上げることは困難でしょう。ですので、最初の一歩としては、朝晩、そして、お休みの日の1日を使ってできそうなビジネスに限定するとスムーズです。それが上手くいってから拡張すればよいのですから。
たとえば、物販ならオークション転売。これは仕入れも販売も、家に帰ってから可能でしょう。或いは、セミナー、講座などもそうです。自分が指定した日、指定した時間、場所に、お客様を「呼び出す」ことができるわけです。「ちょっときて」のような御用聞き営業になったら、そうはいきません。
時間がない状態で起業準備をするのなら
まず、上述の、会社員のままでも時間をかけずにできること、という制約を敢えてはめてみて、そこから発想を広げていかれることをお勧めします。できないと簡単に諦めてしまう人が多いですが、そんなことはないのです。
必ずできるはずです。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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