記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
起業をしたければ「何をしたいのか」を決めなければなりません。
起業をするにはビジネスの方向性を決め、商品を作らなければなりませんが、実は、このビジネスの方向性決めや商品作りには、ある法則があるのです。
この法則から外れると上手くいかない確率が上がります。ビジネスの方向性や商品を決める時は「成功法則」を外してはならないのです。
例えば、その成功法則の1つは「仕事を取り扱うこと」です。あなたのビジネスで「仕事」についての何かを取り扱うこと。仕事の何かが改善する、何かを満たすということです。
ただの黒板消しは売れない。その理由は?
例えば、あなたが「黒板消しを売りたい」とします。あなたは「何屋さんですか?」と訊かれて「黒板消し屋さんです」と答えるとします。
そこで「黒板消しを買ってください」と言っても、それはなかなか難しいでしょう。なぜならば、黒板消しという物は既にたくさん似ている物が存在していて、100円ショップでも買える物だからです。
ですので、仮にあなたが黒板消し屋さんを始めたとして、そのままで大企業に勝てるわけがありません。だとしたら、私たちはどうすれば良いのでしょうか?
例えば、黒板消しであれば・・・
「この黒板消しでホワイトボードをこすると、とってもよく消えるんです。ですので、プレゼンテーションがとても上手に見えますよ!」
と伝えます。つまり、仕事のパフォーマンスが向上して、上司に認められて、その結果もっと稼げるよりなりますよ! というストーリーで販売するのです。このようなプレゼンテーションが上手にできれば、もしかしたら、その素晴らしい黒板消しは、100円ではなく300円で売れるかもしれないのです。
これは何を示しているのか? と言えば、これは、「言葉の上に言葉を積み重ねることによって価値が上がる」ということです。「黒板消しです」と言ってしまえばそれで終わりになりますが「プレゼンテーションが上手に見える黒板消しです」と言葉を積み重ねて表現することによって、物の価値を上げることができるのです。
どうしても3カ月はかかる!?
「起業する」とか「商品を作る」と言うと、とても大きく掴みどころが無いものすが、単純に言うと「好きなことや、やっていて楽しいことを繰り返した結果、成功の法則に当てはまる成果が見られるものを見つけること」と言えます。そこを探していきます。大体、見つけるのに平均3ヶ月はかかると思います。
どうして3カ月もかかるの? と言えば、実際にやってみて「これは違う!やり直し!」と思うこともよくあるからです。
例えば、あなたが湘南で「海の見えるカフェ」を銀行から融資を受けて開業したとします。しかし、せっかくカフェオーナーになったのに、実際にお店にいられる時間は本当に短い間だけ。いつも裏方で、豆を仕入れたり、トイレ掃除をしたり、事務処理をしたり、雑務に終われ・・・。そして最終的に、「全然、思っていた仕事像と違うじゃん!」と、嫌になってしまったりするのです。
本格的に起業をする前には、そのようなことにならないように「お試し期間」が必要になります。そのような期間もあるので、あれこれ考えるだけでも平均3ヶ月はかかってしまうでしょうというわけです。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
★会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!【セミナー@東京/オンライン】
★自分のタイミングで学びたい、セミナーは苦手、というあなたは【動画版】起業セミナー(特典付き)