記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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週末起業をして、少し会社から離れる時間を作ることで、今まで見えてなかった世界が見え、視界を広げることができるでしょう。
まずは週末起業から一歩踏み出してみましょう
起業を考えている方の中には「まだ知識やスキルがないから」「開業資金がないから」「本当に自分にできるのかわからないから」といって、初めの一歩を踏み出せずにいる人もいることでしょう。
そんな方は、ぜひ週末起業から始めてみてください。
実際に仕事を始めてみると、今まで勉強してきたこととは比べものにならないほどの知識やスキル、経験を積むことができます。
始めはうまくいかなかったり、失敗することもたくさんあるでしょう。もちろん、うまくいって給料を上回る収入を得ることもあるでしょうし、そこでビジネスのノウハウを学ぶこともできます。その経験は、いずれ独立をするときの大きな武器になりますし、今の仕事にも必ず役立つものとなるでしょう。
起業をしたいけど行動に移せないという方は、まずは今の仕事を続けながら無理なく週末起業から初めの一歩を踏み出してみましょう。
会社員が週末起業を始める際の5つの注意点
ここまで、週末起業のメリットを説明してきましたが、会社員である以上、週末起業を始めるにあたりいくつか注意するべき点が5つあります。
- 今の会社は副業OKなのか?
- 住民税は普通徴収で納税する
- 会社との競業
- 時間の管理をする
- 家族に納得してもらう
順に見ていきましょう。
今の会社は副業OK?
まず最初に確認しておくべきことは、今勤めている会社が副業OKなのかどうかです。
働き方改革という言葉がすっかり浸透して、副業を認めてくれる会社も昔に比べれば増えてきたと思います。それでも全体で見れば、いまだに多くの企業が副業を禁止しているのが現状。(参考:「個人で小さく起業する方法とは? ローリスクで稼ぎを出すコツ」)
会社が副業を禁止しているからといって、きっぱり週末起業を諦められる人は少ないでしょう。それを理由に諦めてしまうのは勿体ないですね。実際に副業禁止の会社に勤めながら週末起業を行っている人もたくさんいます。言い方は悪いですが、会社にバレさえしなければいいのです。
ですが、もし会社にバレてしまうと懲戒処分を受けてしまう可能性も。もし、副業禁止の会社に勤めながら週末起業を始めるのなら以下の点に注意しましょう。
住民税の納税は普通徴収で
住民税の金額から会社にバレてしまう可能性があります。
ですが、バレないようにする方法もあります。
住民税の納付方法には「特別徴収」と「普通徴収」の2種類があります。会社が従業員の住民税をまとめて納税するのが特別徴収。自営業などの、会社に属さない人が自分で納税するのが普通徴収。つまり、週末起業で得た収入だけ普通徴収にすれば、会社にバレずに納税することができるのです。
普通徴収にする方法は簡単です。確定申告するときに、申告書の「自分で納付」の欄にチェックを入れるだけ。もし分からなければ、税務署の職員に聞きましょう。
これだけやっておけば、週末起業の収入は普通徴収されます。その分の通知書も自宅に届くので、会社にバレる心配はありません。
ちなみに週末起業で法人を設立した場合、そこから受け取る役員報酬は普通徴収できないので、役員報酬は0円にして、利益はすべて会社のものにしておきましょう。
会社との競業は慎重に
競業とは、文字通り営業上の競争のこと。
本業の会社と同じ業種で週末起業をすると、会社と競業することになるかもしれません。それは、本人にそのつもりが無くても会社の利益を奪っていることになります。
本業とは別業種で週末起業するのなら、もし会社にバレたとしても許容してもらえる可能性もありますし、仮に処分されるにしても軽いもので済む可能性もあるでしょう。
ですが<、span class="b">同業種であれば、懲戒解雇や、最悪の場合裁判にまで発展する可能性もあります。本業と同じ業種で週末起業を始めるのなら、より一層注意を払わなければいけません。
時間の管理を徹底
時間の管理をしっかり行いましょう。
週末起業は、やるべきことが多い割に、それに充てられる時間がとても少ないです。時間の管理を怠れば、やりたいこともやれずに、中々ビジネスが前に進まないなんて状況に陥りがちです。
そこで無理をして、睡眠時間を削ってでも時間を作ろうとしたりすると、いずれは体調を崩してしまうでしょう。体調が良くなければ、週末起業にも本業にも支障をきたしてしまうかもしれません。
必ずスケジュールをしっかり組んで、時間の管理をしてください。そして休む時間もしっかり確保して、メリハリをつけましょう。疲れているときに無理をしても、余計疲れるだけで、仕事は捗りません。
いつも一番良いパフォーマンスができるように、時間の管理と体調管理をしましょう。
家族が納得してから始めましょう
家族を持っている方は、必ず家族に、週末起業を理解して納得してもらってからしてもらってから起業しましょう。
いくら知識とスキルを身に付けて、計画と目標もしっかり立てて万全の準備ができても、家族に反対されているのであれば、まだスタートしてはいけません。
起業をすると聞けば「収入は大丈夫なのか?」「会社はどうするのか?」と色々な不安を抱くと思います。一つ一つの不安を取り除いて、家族も安心して納得できるように説明しましょう。
仕事は続けながら始めるので収入の心配は無いこと、家族との時間もしっかり確保することなどを説明するといいでしょう。お金や時間の話をするときは、具体的に数字を出して説明すると理解しやすいです。始めは動揺もあると思うので、中々納得してくれないかもしれません。ですが、しっかり納得してもらえるまでは、感情的にならずに時間をかけて説明していきましょう。
せっかく週末起業がうまくいき始めたとしても、注意点に配慮していないと、いつかどこかで落とし穴に嵌ってしまうことがあるかもしれません。事業とは関係のに事で失敗してしまうのは勿体ないので、ぜひこの5点の注意点を守って週末起業を始めてください。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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