今から起業するなら参考にしたい「小さく始めて成功した4つの事例」

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

起業と聞くと、一般的にはどうしてもハードルが高いイメージがありますよね。

特に今のコロナ禍では、起業はリターンは大きくてもリスクも大きい、今は避けるべき。このように思っている方もいるのではないでしょうか?
 

自宅で仕事
 

もちろん、起業は特別な人がやるものではなく、それぞれの適正に合わせて準備すれば、誰にでもできることです。ですが、適正を無視してく儲け話に興味を持ったり、仕事を辞めて大きな初期費用を投じてしまえば、そのリスクは小さくありません。

とは言え、どのような時代でも、成功する人はしています。

実は、起業は大きなリスクのあるものばかりではないのです。現在の生活や仕事を維持したまま起業することも可能で、そうやって成功している人がたくさんいるのです。

今は特に、オンラインでコスト低くスタートできる個人起業も増えています。ある意味、チャンスです。

始めは小さい事業でも、徐々に育てていき、気がつけば大きな利益が出て本業になったという方も多くいます。

ここでは、そんな小さく始めて成功をつかむためのポイントを紹介します。
 

ポイント 主婦の成功事例が多数!小さく始める起業で成功するポイントは2つ

小さく起業して成功した事業例

40代
 

実は小さく始めた起業の成功事例で多いのが「主婦のプチ起業(新井の著書では「マイクロ起業」とも呼んでいます)」です。何故主婦のマイクロ起業が成功しやすいか、という点から、小さく始める起業のポイントを解説します。
 

ある程度余裕を持って長期的な視野で見れる

まず、主婦のマイクロ起業では、基本的に配偶者の収入で生活ができているため、すぐにリターンを求める必要がなく、ゆったりとかまえていられるというメリットがあります。生活がかかっていれば、悠長なことは言っていられないため、その余裕のなさが視野を狭め、成功から遠ざかってしまうことがあります。

生活の心配がなければ、利益が少なくても長期的な視野でビジネスを見ることができます。その余裕が、投資にかける時間を確保することができ、時間が多少かかっても結果的に成功できるのです。

小さく始める起業では、ある程度長期的な視野で、余裕をもって始めることが大切です。
 

自分の趣味や好きなことを仕事にできる

次に、主婦起業では、自分の趣味や好きなことで始める人が多いという点があります。

ただ「収入を得る」ことだけで起業すると、モチベーションを保つのが難しいものです。会社に行けば給料がもらえるわけではないので、上手くいかなくなると気持ちが続かず、ギブアップになりがちなのです。

その点、好きから始まった起業はモチベーションを保ちやすくなります。これは事業を継続し、大きくしていく上で非常に大切なポイントです。
 

ポイント 小さく始めて育てやすい4つの事業例

起業するなら参考にしたい事業例

40代女性
 

それでは、自分の趣味や好きなことを活かし、小さく始めて育てやすい事業には、どのようなものがあるでしょうか?

今からすぐにでも起業したい方のために、おすすめの事業を4つご紹介します。
 

得意分野でアドバイス「コンサルタント事業」

コンサルタントというと、難しいように感じられる方もいるようですが、自分が詳しいことだったらそれほど難しくはありません。

元保育士の方なら子育てアドバイス。整理、掃除が得意な方なら自宅の片づけ方アドバイス。ファッションの仕事をしていた方ならファッションアドバイスで良いでしょう。

成功のために重要となることが宣伝です。最初はコツコツと、ブログやSNSで宣伝を行うこととなりますが「気がついたら問い合わせが来るようになった」という事例は数多くあります。

専門的知識を高めながら、常に適切な情報発信を続けていくことで、大きな成功をつかめる可能性がある事業です。
 

すぐに収入になりやすい「代行事業」

代行事業は企業がホームページなどで募集していることもありますし、フリーランス向けの求人サイトなどで見つけることもできます。

例えばwebデザイナーやライター、イラストレーターなどの仕事がありますが、仕事を得ることはさほど難しくないため、少しの時間でも無理なく始めることができます。

仕事を受けていくたびにうまくこなせるようになりますし、リピーターが増えてくるとしめたもの。「この人に頼みたい!」と多くの人に思ってもらうことで、収入増加が期待できます。自分の強み、スキルを磨き、質を高めていくことが大切になりますね。
 

40代
 

手軽にはじめられる「ネットショップ」

インターネットを活用すれば、物を販売する仕事も簡単にできます。自分でホームページを作ってお店を立ち上げるのは大変と考える方もいると思いますが、実際はその必要はありません。

Amazonや楽天を始めとした、ユーザーの多いサイトに登録して販売すれば、比較的初期の労力も少なく、購入してもらえる可能性が高くなります。最初は少ない資金で、品数は少なくても、自分のおすすめの品、需要の高い品などを販売していきましょう。

もちろん、同じような物を販売するライバルの存在はありますが、洋服やハンドメイドの品など、自分の趣味や興味を活かしたこだわりの品を揃えていくと、差別化しやすいようです。
 

見る目が確かなら挑戦してみたい「転売」

転売とは、限定商品や人気が高い商品、需要の高い商品などを安値で買い付け、オークションやフリマサイトなどで買値以上の価格で販売することを指します。

まず需要のある商品を見極める確かな目が必要なのですが、いつもアンテナを張っている自分の趣味の分野で始める場合は、成功率が高いようです。自分の趣味の分野ならば、同じ趣味の人間がどのような物を欲しがり、何が人気となるかが察知しやすいでしょう。

とはいえ、いきなり大量に購入するのは軍資金も必要となりますし、取引が大変になります。少量からお試しで始め、ノウハウを学んだのち、徐々に量を増やしていくと良いですね。安定した仕入先が増えてくると、どんどん規模を拡大しやすくなります。
 

ポイント 得意分野を生かし、焦らないことが成功の秘訣

起業するなら参考にしたい事業例

ビジネスモデル
 

自分の趣味、知識を軸にしながら、楽しむ余裕と学ぶ姿勢をもち、結果を焦らないことが大切ですね。

今回ご紹介した事業は、いずれもこれまでの生活を変えず、趣味や知識を活かしながら小さく始められるものばかり。ピンとくるものがあった方は、是非起業への第一歩を踏み出してみてくださいね!


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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