記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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今年の梅雨は、どうなるでしょうか? この原稿を書いている5月11日には、奄美地方が梅雨入りしました。平年より1日早いそうです。
梅雨の時期、雨で気持ちが落ち込んでしまったり、外出が面倒になってしまったりする人がいる一方で、梅雨は、田んぼに水をはり、イネの成長のもとになります。そして、連日続く雨は、私たちの大切な水資源になるのです。
このように考えてみると、物事には必ず表と裏があることを改めて認識させられます。起業アイデアを考える際にも、とても役立つ思考法です。今月発売の拙著「起業でうまくいった人は一年目に何をしたか?」でも〝B面リサーチ法〟として詳しくご紹介しています。
起業アイデアは足元にある
今は、誰でも起業できる環境が整っています。ネット、スマホさえあれば、とりあえず何かを発信することができますし、起業はアイデア一つです。
会社員の副業解禁の流れもあって、起業を見据えて副業を始める人も増えています。ですが、「起業アイデアの中身」を見てみると、多くの人が近視眼的に単に「身に付けたスキル」で起業しようとしていることが多く、そのために資格を取ろうとしたり、いつまでも勉強していたり、無駄な活動を繰り替えてしています。それは遠回りで、とてももったいないことです。
起業とは、資源を配分して利益を生み出す装置(仕組み)を作り出すことです。自分で作業をして納品してお金を得ることだけではありません。それは多くの中の一つのカタチにすぎません。「自分には特別なスキルがないから起業はできない」と思っている人もいるのですが、それで良いのです。起業のヒントは自分の足元にあります。
梅雨から発想を得た起業例
起業アイデアのヒントは足元の「不」の中にあります。自分が日々の生活で「不(不足・不便・不満など)」を感じることは、他の人たちも同じように感じているはずです。
梅雨の時期、一般的な家庭でいちばんの「不」は、洗濯物が乾かないという不満でしょう。だとすれば、すぐに思い浮かぶサービスが「洗濯代行」です。
洗濯物を預かり、洗って乾燥させて、たたみ作業まで代行してあげれば、喜ぶ人もいるでしょう。特別なスキルは必要ありません。集荷と配達をプラスすることでコインランドリーと差別化でき、一定の需要があります。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 起業アイデアは「不」の中に隠れていて、そこに気づけるかどうかにかかっています。
起業というと、完璧なスキルや専門知識の有無ばかりが気になりますが、そんなものは全く必要ないのです。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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